約 3,070,060 件
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/87.html
「急にわりぃな。」 今日はやけに素直だ。気持ち悪い。 「別にいいけどよ。俺は単車出さなくていいのか?」 「いいよ。今日はケツに乗れよ。どーせ1台だし。」 お言葉に甘えて格さんのGSのケツに乗る。 「とりあえずクイーン行って浜向かうわ。」 そー言って走り出した。 クイーンに行く途中、真也とマッキーにあった。 「どこ行くんだよ?俺達も暇だからまぜてくれよ!」 真也とマッキーが合流した。3台でクイーンに向かう。 「久しぶりじゃね?集会以外で流すの!」 たしかにそーだ。一平達がいなくなって以来、集会だけじゃなく個人的な走りもしばらくしてなかった。 「浜行ってちょっと休憩してまたクイーン戻って解散な!」 格さんが言った。ちょっと嬉しそーだった。それから浜ちょっと流してクイーン帰ってきた。もめ事も起こらない。 「送ってくから帰ろーぜ!」 あとは家に帰るだけだった。帰る方向が同じだったから真也と格さんと俺と3人で帰った。 「ヤクザになってもたまには一緒に遊ぼーぜ!走ったりはできなくても酒とかは一緒に飲めるじゃん。」 「そーだな。お前らと一緒にバカやってんのが一番楽しいしな。たまにゃ一緒に飲もーぜ。」 「もちろんおごりだろ?それなら付き合ってやるよ。」 「チンピラがそんなに金持ってる訳ねーだろ!割りだよ割り。」 そんなくだらない話をしてるといきなり真也が叫んだ。 「格さん、前ー!!」 前を見たら逆走してくる車が目の前だ。 「…ヤベェ!!」 グシャって音が聞こえた瞬間、俺達は前に吹っ飛んでいった。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/115.html
次の日。早速、家の前に迎えが来てた。ボロボロの軽バス。しかもなぜかフルスモーク。こんなので送り迎えかよ。気が重い。中からはもっと気が重くなる様な奴が降りてきた。 …崔だ。 「テメェなんで俺んち知ってんだよ!嫌がらせか!?」 「…俺だって来たくねーよ。だけど加藤さんに言われたからしょうがなくだ。」 まさかと思って聞いてみた。 「お前が入った組ってまさか…」 「…加藤さんとこだよ。文句あっか。」 最悪だ。まさかコイツが加藤さんちの世話になってたなんて。どーしていいかわからない。そんな俺を無視して崔がしゃべり出す。 「今日からしばらくよろしくな。これ、加藤さんから。」 そー言って携帯を渡してきた。今のとは比べ物にならないぐらい大きいヤツ。 俺は早速崔に見えない様に加藤君に電話した。 「もしもし。」 「加藤君、こりゃないっスよ!なんでよりにもよってコイツが来るんですか!?」 「暇な奴がいねーんだよ。仲良くしてくれ。」 「だからって…」 「ちょっといま忙しいからまた後でな。じゃーがんばってくれ。」 そー言って電話切られた。クソ、まいった。 「…電話終わったか?」 崔が俺に声をかけた。しょうがない。何日か適当にこなして解放してもらうしかない。 「…あぁ。さっさと行くか。とりあえず川城の前に行ってくれ。写真もらってきたんだろ?それは車ん中で見せてもらうから。」 「…わかった。」 俺達は出発した。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/39.html
仁さんから30万もらった俺達は、その30万を格さんには渡さずに二人で飲みに行った。 真也は15万をパチンコに注ぎ込みわずか2日で泡にした。俺はとりあえず香織を誘って久しぶりに二人で出かけた。行き先はディズニーランド。香織が決めた。俺も文句は言わない。今回でかけるのはご立腹の香織さんの機嫌を直すためだし。ちょっとぐらい夢の国に行くぐらい、どうってことない。香織は朝からテンション高かった。前の日も夜遅くまで起きてたのに、なんでこんなに元気なんだってくらい。香織がこんなに喜んだのには理由があった。 その日一日中遊び回った俺達はパレードを見ていよいよ帰る時間になった。駅に向かって歩いて行こうとすると、香織はなかなか動こうとしない。いい加減疲れてた俺は、ちょっとイライラして香織を怒った。香織は何も言わずに下を向いてうつ向いていた。ちょっと意地悪してやろうと思い、香織を置いて物陰にかくれた。案の定、すぐにナンパされてた。キョロキョロ俺を探してたけどまだ助けにいかない。10分してもまだナンパ野郎達は引く様子が見えない。香織は困ってちょっと泣きそうになってた。流石にちょっとかわいそうになって、ジュースを買って香織のとこに。男達は引き上げていき、香織は安心したのかその場にへたりこんだ。俺は香織を抱き起こすと、もう帰ろうと言った。所詮は高校生、電車だから終電がなくなると帰れなくなるのはわかってる。 そんな俺の心配をよそに、香織は帰りたくないって言った。じゃーどーすんだと聞いたら、 「私がお金出すからホテルに泊まろう。お願いだから今夜は一緒にいて。」 って言った。いまからちゃんとしたホテルはとれないから一番近くのラブホまで二人で歩く。 今日の香織はちょっと様子がおかしい。だが、泊まる事を了解した途端機嫌はよくなった。20分ぐらい歩いてラブホに着いた。一泊2万近くする。高けぇ。地元のラブホなら一泊1万でお釣りがくる。さすがディズニーランド。部屋に入ると作りも豪華だった。風呂にお湯を張り、ちょっとの間ぼーっとしてると、香織が真面目な顔してこっち来た。俺が、 「何だよ。今日のお前ちょっと変だよ。なんかあった?」 と聞くと、香織は涙を流しながら色々話してくれた。 俺がいなくなるのが(捕まったりとかね)嫌な事、怪我だらけで心配になるって事、それと香織の家族の事。 香織の親は離婚してる。親父さんのDVがひどくて母ちゃんと一緒に逃げたけどやっぱり見つかり母ちゃんが香織と姉ちゃんを逃がすために親父さんの元に戻った事。姉ちゃんと二人で暮らすのが本当は嫌だと言う事。 香織の姉ちゃんは俺達の3コ上で、キャバクラで働いてた。香織に似て美人だけど、どこか影のあるような女の人だった。 香織はそこから、過去に姉ちゃんに彼氏を取られた事や、その彼氏とディズニーランドにきて楽しく遊んだ後に、実は姉ちゃんとも付き合ってるって告白された事も話してくれた。 俺は大馬鹿だった。香織が無理にテンションあげてるのも気付かなかった。それどころか、一人にして不安にさせてみたりとにかく最低だった。 俺は香織に謝り、そしてもう絶対に不安にさせないし、一生側にいる約束もした。あと香織より先に死なないってのもかな。とにかくこいつを守っていく。そう決めたんだ。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/82.html
一平達の追悼がやっと終わった。俺達はまたいつもの日常に戻っていく。なんもない緩い日々。だけど誰かが死んだり他のチームと喧嘩になったりばかりだと体も心ももたねぇ。 でも戻る前にやらなきゃならない事がある。格さんの事だ。アイツ俺達に何か隠してる事がある。ヤクザなんか絶対にさせねぇ。 俺は格さんに電話した。 「…俺だけど。今日ちょっと夜、時間作れるか?」 「昼間は無理だけど夜なら。10時頃なら大丈夫だ。」 「ちょっと話あるんだけど。時間空けといてくれ。」 「…わかった。じゃーふねに10時な。」 ふねは昔、拓ちゃんと竜と一緒に飲んだ焼鳥屋だ。 「遅れんなよ!」 そー言って電話を切った。今日は信義も真也も連れてかない。場合によっては殴ってでも止めなきゃならない。めんどくさい事にならなきゃいいけど。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/52.html
「別に嫌いじゃないですけど。」 俺がそー言うと渡辺が、 「お互い熱くなっちまったら話もできない。ちょっと汗流しに下に行こうぜ。」 「…別にいいですよ。早く帰してくれるなら。」 「わかった、わかった。おい、下の準備してくれ。」 渡辺が若いおまわりに言った。 警察署の地下に行くと道場があった。柔道着着た格さんが倒れてる。クソ、騙された。 森島が笑いながら言う。 「何してんだ、運動好きなんだろ。格田はもー動けないってよ。さあ、元気出してこい。」 殺してやりたい。俺は目の前の大人に本気で殺意を抱いた。 3時間もするともー動けない。背中が痛い。 「もー終わりか、根性ないな。ほら、立って向かってこい。」 「さっきまでの元気はどーした。早く立て。」 立ちたくても立てない。俺はなんとか上半身だけ起こして言った。 「てめぇらなんかにゃ絶対捕まらねぇ。てめぇは俺の敵だ。」 森島は笑いながら、 「お前みたいなチンピラがいくら強がったってこんなもんだ。捕まらない?敵だ?笑わせんな。オシメが取れてから言えクソガキ。」 俺達はその後、また取調室に戻り、指や手の指紋を取られた。 「今日は始めから捕まえる気なんかねぇよ。ちょっと撫でてやっただけだ。後からちゃんと引っ張ってやるから心配すんな。とりあえずその紙持って壁に立ってろ。」 森島は俺の写真を撮ってファイルにとじた。 「これで今日から敵だ。おめでとう。」 俺達は暴走族になった。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/61.html
泣き疲れた俺は一平の単車を起こした。このまま置いてはいかない。みんなが待ってるマックまで連れて帰らなきゃ。 なかなかこない俺を心配したのか信義が迎えにきた。 「遅いから心配でみにきた。手伝うよ。」 二人無言で押す。 「…なぁ。一平はさぁ。最後は何考えてたんだろーな。」 信義が唐突に聞いてきた。 「…わかんねーよ。明日のバイトの事でも考えてたんじゃねーかな。アイツ働き者だったから。」 「…ヤマトは?」 「…知らねーよ。多分、アイツは女好きだったから女の事じゃねーか。」 「俺達の事じゃねーのかよ。」 「…それはねーな。あの二人かに限ってそりゃねーわ。ありえん。」 「向こうで寂しくねーかな。結構二人とも誰かといたがりだったじゃん。」 「二人一緒だから大丈夫だろ。心配ねーよ。あいつらならきっとうまくやってけるって。」 「久しぶりにこけたけどさー。痛いのな。久しぶりすぎて俺、ちょっと泣いちゃったよ。」 後でグスグスと鼻をすする音が聞こえる。 「あいつらさー。ちゃんと迷わず逝けたかな。」 「意外と迷ってたりしてな。ヤマトは方向音痴だったからな。中学ん時北海道行ったじゃん。あんときあいつ迷子になってさ。交番で半ベソだったぞ。本人は泣いてねーって言ってたけど。」 「一平も泣き虫だったよ。小学校んときに授業中うんこ行きたくなってさ。泣きながらもらしてた。」 「汚ったねーなー!あいつらしいっちゃ、あいつらしいけど。」 前から格さんが歩いてくる。 「こんな事してたのか。どーりでこねー訳だよな。」 そー言って後に回って信義と一緒に押してくれた。 「単車マックに置いたらさ。ちゃんと現場まで行こーぜ。あいつらもタバコ吸いたいだろ。」 「…そーだな。」 一平とヤマトはもう帰ってこない。友達が死ぬのはもう二度とごめんだ。 俺達はマトモに人が死ぬ暴走族だ。 不死身のヒーローなんていない。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/101.html
俺はたまたまいた2人組を襲った。こっちはカンバン出す訳にはいかない。完全に不意討ちだ。奇襲は成功。駅前に“天地”のカンバン背負った奴らを正座させた。 「…テメーらの中に神田って知ってる奴いるか?」 「…自分ら最近入ったばっかりでわかんないです。」 俺は落ちてたリポDの瓶をくわえさせて思い切り顔面を蹴った。瓶は粉々に割れて口のあたりは修羅場だ。 「…お前も食べる?」 もう一人は涙目になって首を横に振る。 「じゃー素直に話すしかねーよな?神田ってどこに行けば会えんの?」 「…いつもかどうかはわかんないけど…東通りの前の雑貨屋にいる事が多いです。」 東通りはさびれた飲み屋が並んだアーケードだ。入口のとこに雑貨屋がある。 「協力してくれてありがと。早く友達の事病院連れてってあげた方がいいよ。手遅れかもしんないけど。あと、ここには溜まらない方がいい。次は殺す。」 連絡できないようにピッチを取り上げて解放した。 雑貨屋の前に行くとまた2、3人の奴らが店の前にいた。 「…こんなかに神田って奴いる?ちょっと用があるんだけど。」 あきらかに不審そーな目で見る。 「神田君に何の用だよ?」 「ツレが世話になったからそのお礼に。いんのかいねーのかはっきりしろ。」 「…ついて来いよ。会わせてやる。」 俺はついていった。まさかこのあと自分が虎の尻尾を踏むなんて思ってもなかった。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/88.html
…体が痛てぇ。思いっきりアスファルトに叩きつけられた。目の前がチカチカしてる。クソ、力が入らねー。ハッと我にかえって格さんの方を見る。フラフラしてるけど立ち上がってる。とりあえず大丈夫だ。 ただ残念ながらGSはめちゃめちゃだった。車の前に無惨に横たわる。 真也がキレて車のドアを蹴って怒鳴った。 「危ねーだろがこのクソ野郎!!逆走してんじゃねーぞ!!」 運転席と助手席から男達が降りてきた。 「けっこう人って死なねーんだな。わりとスピード出してたのに。」 両腕にビッチリ墨が入ってる。ヤクザだ。ヤベェ。 呆気にとられてると真也がぶっ飛ばされた。 「…クソガキ共。てめーらのせいで車めちゃめちゃになっちまったじゃねーか。この腕見ればわかるよな。とりあえず修理代持ってこい。」 かたおくれのY31だ。値段なんてたかがしれてる。 「50だな。それで手打ちだ。明日までに用意しろ。とりあえず兄ちゃん一緒に来いよ。」 一番近くにいた格さんが連れてかれた。 「族がおまわりなんかに頼るんじゃねーぞ。金集まったら連絡してこい。」 そー言って真也に名刺投げつけてまた車に乗って帰って行った。 「…クソヤクザが。とりあえずどーする?格さんが拐われちまったからバックレる訳にはいかねー。急いで金集めるか。」 「今日明日で50は無理だ。智光先輩に電話するわ。」 智光先輩は仁さんと同じ歳の先輩だ。俺達のケツモチしてもらってる組の人間。正直、ヤクザなんかにゃ頼りたくねーけど、いまはそんなわがまま言ってられねー。 「…はい。」 かなり不機嫌な声だ。こんな時間ならしょーがねー。 「こんばんは。遅くにすいません。自分、斎藤なんですけど覚えてますか?」 「…おぉ、格田の友達か。こんな時間にどーした?」 「すいません、格田が〇〇興業ってとこの人に拐われました。明日までに50用意しろって言われてます。」 「…なんだと?ちゃんと説明しろ。」 俺は状況を説明した。突っ込まれた事と奴らが逆走してきて殺す気できた事。 「…とりあえずわかった。いまからそっち行くからちょっと待ってろ。名刺はちゃんと持ってろよ。」 智光先輩はそー言って電話を切った。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/81.html
さすがに400台だと最後尾に着くまで時間がかかる。今日は俺達の仕切りだから大変だ。誰一人捕まらせる訳にはいかない。 「そろそろ俺達のも出るか!!」 真也はいつもよりテンションが高い。そりゃそーだ。こんなでかい祭りだ。気分も良くなる。盛大に弔ってやらなきゃ、奴らは寂しがるから。俺と真也は最後尾についた。流れる様なテールランプはちょっとした川みたいだ。道路を真っ赤に染める。 「スゲーな。流石にこれだけ揃うとおまわり来たって何もできねーだろ!」 「たしかにな。でも気は抜くなよ。奴らは敵だ。どんな手使ってくるかわからねぇから。」 そんな俺達の心配とは裏腹におまわりもヤクザの乱入すらない。俺達は許されてる。そんな風に勘違いしてしまうぐらい何も起こらなかった。 「そろそろ現場だからお前ら前に行けよ。ここからは俺達がケツ持つから。」 ナイトの奴らが言ってくれた。俺と真也はその言葉に甘えて先頭に向かう。 前にいた格さん達は単車から降りて酒やタバコを供えてた。 「んじゃー黙祷すっか。」 格さんが目を瞑る。俺達もそれに続く。 黙祷が終わると格さんが待っててくれた他のチームに会釈した。そして、最終目的地の浜にむけて出発する。 俺は一平の単車のガソリンキャップを外してタオルを詰めた。 「何やってんだ?」 真也が不思議そーに聞いてきた。 「奴らが道に迷わねーようにだよ。真也、ケツに乗せてくれ。」 そー言ってタオルに火をつけた。タオルがタンクに吸い込まれる様に入ると、一平の単車は盛大に爆発した。 一平、ヤマト、見えるか。お前たちのための送り火だ。俺達には族しかねーからこっから旗振ってやる。上からでいいから見ててくれよ。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/103.html
俺はすぐに信義に電話した。 「ごめん、チョン高に喧嘩売っちゃった。」 「はぁ?何やってんだよ!いまどこにいんだ?」 「わかんね。バスに乗って逃げてきたから。なんか八重ってとこで降りた。どーすればいい?」 「なんでそんなとこで降りてんだよ!チョン高の地元だぞ!早くそっから離れろ!迎えに行くからバスに乗って駅まで戻れ!」 「…残念、もー見つかったみたい。前から20人ぐらい来る。とりあえずまた逃げるわ。」 そー言って反対に向かって走ろーとしたら囲まれてた。チキショー、終わった。その日俺はボコボコにされてパンツ一枚で駅の構内に転がされてるとこを迎えに来た信義に助けられた。 次の日は熱が出て体が動かねー。でも信義達は駅までチョン高狩りに行った。どーやら戦争するらしい。数ではかなわないからゲリラ戦。ちょっとずつ奴らの戦力を剥いでいくしかねー。 戦争が始まって1週間。天地はチョン高に潰された。俺達はまだ続けてたけど奴らはゴキブリ並みだ。やってもやってもきりがない。頭を潰すしかない。頭の目星はすぐついた。1コ上の崔って奴。喧嘩相手を橋から下の川に投げ込んだ事で有名だ。タイマンは負け知らずらしい。 「俺、拐ってくるわ。あんなんされたまままで黙ってらんねーし。チョン高だし、焼肉でも餌にすりゃすぐに捕まるだろ。」 「絶対タイマンなんかすんなよ。化物らしいから。」 「そこまでバカじゃねーよ。まかせとけ、心配しねーでさ。ちょちょっと終わらせてやっから。」 おっかねーけど俺がはじめた喧嘩だ。やるしかねー。